松江市で新築注文住宅のような高気密高断熱住宅の家に使われる断熱材の種類の一つに「繊維系断熱材」があります。
これは、木質繊維系と無機繊維系に大別されます。
グラスウール
無機繊維系で、ガラス繊維が原料です。
値段が安いため、最も多く使われています。
吸音性と耐火性が高いですが、湿気に弱いのが難点です。
ロックウール
無機繊維系で、玄武岩などが原料です。
こちらも値段は安めです。
耐火性と撥水性が高いですが、グラスウールと同じく湿気に弱いという難点があります。
セルロースファイバー
木質繊維系で、パルプや古紙などが原料です。
植物由来なので「シロアリに弱そう」と感じるかもしれませんが、ホウ酸などを加えることにより防虫性と耐火性を高めています。
隙間を生じさせずに施工できるという利点がありますが、値段が高いのが難点です。
インシュレーションボード
木質繊維系で、木のチップが原料です。
加工が容易で吸音性も高いですが、火やシロアリに弱いという難点があります。
また、他の断熱材と比較すると断熱効果は劣るので、サイディング外壁の下地などとして使われることが多くなっています。